■ 17 気ままな書きこみ2017.3.23

改めて今日、2017年3月23日の分に入ります

 もちろん予期的姿勢調整は肩甲帯上肢においてのみ進行したわけではない。

 上肢にそれだけの変化が起こせる全身的な力学の組織化が行われたからこその結果だ。
 つまり、姿勢保持力の一角に組み入れていた肩甲帯上肢の緊張状態を必要な程度においてその任務から解放したと考えられる。
そして、その為には胸腰椎移行部における相対的に強い連結状態が緩められる必要があった。
さらにその為に、足底を含めた支持期底面で受け止めている床反力が体幹重心とより直線的に向き合う方向への調整がなされているはずだ。
 言い換えると、体幹内部での機能的な分化を起こし、上部体幹が下部に乗る形にすることによって、肩甲帯上肢や頭頸部の運動自由度が拡大したのだと考えられる。

 下部体幹に起きているはずのそのような変化は以下の点において確認することができる。
 まず、「同側下肢の踏み込み」を認めるはずだ。
内外いずれかの方向に倒れ気味であった膝が足底上に修正され、同側方向に突き出されるように偏倚していた骨盤が中央に戻されていること(つまり股関節は内転から中間位にもどった)が容易に確認できる。
 関連して個人差はあるにしても骨盤の前後傾が比較的容易になっているはずだ。
その機能的な意味は対象への接近に伴う重心移動を容易にしていると言えると共に、それによって発生する体幹内部における力学的なずれに対する整合性の維持を腰椎と股関節の柔軟な調整によって容易にしているとも考えられる。


CGI-design