■ 6月25日の一般研修2017.6.26

気ままな書きこみを挟みます。
6月25日は肩甲帯上肢に関しての一般研修でした。
ちょうど7月からセミナーの内容がこのことに移るので、塾生の皆さんへの予告を兼ねてこの日に提案した治療手技のリストを掲示します。

*立位姿勢のモデルの左右上肢のそれぞれに強い外乱刺激を加えて影響を観察する
*鉄アレイの挙上課題で人間的な運動スキルの意味を確認する
*小枝を両手で折る、片手をついてのワイピング、書字で体側の手をテーブルにのせた場合とそうしない場合の比較
*直立二足歩行に伴って体幹機能の上下に分化が進んだと考えていることを説明し、胸腰椎移行部の潜在的な可動性の高さと、定型パターンに関連してそこには相対的に連結の強い側が存在することを治療操作を通じて確認。(上肢の自由度と密接に関わるという判断から)

 などを総論部での実験として提示しました。そしてその後具体的に定型パターンを呈している私たちの姿勢緊張と肩甲帯上肢の運動機能との関わりを検討しました。

1)体幹の前面筋群と後面との関係を説明した後、腹部ー胸部ー肩甲骨に発生している力の連結を皮膚の触診を通じて確認し、その緩和策を習得する

2)体幹のローテーションを促通して連結を解除する

3)側臥位で胸郭上における肩甲骨の可動性を直接促通する

4)背臥位で肩甲骨の可動性を直接促通する

5)1)の延長で肩甲帯に絞った緊張緩和の操作
  小胸筋、鎖骨下筋、烏口腕筋、上腕二頭筋短頭、三角筋前部繊維群などの力関係に介入し解離して共同作用としての固定短縮を緩和する。

6)三頭筋長頭と大円筋、小円筋、、広背筋の交叉部における連結解除を目標にしながら腋下、上腕後面、胸郭側面の皮膚、皮下組織の滑走を促し、肩甲上腕関節の外転を滑らかにする

7)背臥位上肢外転位にて5)を前提に、三角筋粗面付近に集中する緊張の肘関節領域への波及(上腕筋、上腕三頭筋内側頭と一部は外側頭も関連すると思われる)を緩和する

8)外反肘として観察される肘の伸展制限を上腕二頭筋の伸張を通じて修正する

9)上腕二頭筋の停止腱と停止腱膜周辺(同時に肘頭と肘頭か)の皮膚および皮下組織の滑走を促し、肘の完全伸展を促す

10)手関節の構造特性に即したアライメント修正と滑らかな運動の促通

11)尺側手根伸筋の筋腹を触診しその緊張緩和をはかる(前腕の伸筋群の緊張亢進と短縮状態を実感してその全体的な緩和が必要であることを確認する)

12)伸筋支帯、手背部の皮膚および皮下組織の滑走を促し、その制限の実体を観察しながら緊張の緩和をはかる

13)屈筋支帯周辺の狭窄状態を緩和するために、尺側手根屈筋停止腱、豆状骨周辺の皮膚および皮下組織の滑走を促し、さらに小指球筋群をモービライズする

14)屈筋支帯周辺の狭窄状態を緩和するために、橈側手根屈筋停止腱が屈筋支帯を貫く部位,同時に長掌筋が通過する周辺部位の皮膚および皮下組織の滑走を促す
さらに母指球筋群をモービライズする

15)第一中手手根関節を伸展固定し、母指全体の伸展を保ったままで母指の完全内転から外転まで誘導し、大菱形骨の固定解除と長母指屈筋の伸張を促す

16)手掌腱膜の主には横の繊維群を伸張して、掌の完全開背を促す

環適のデモの方も書き加えています。


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